犬に必要な栄養素は欠かせない6つの栄養素があります。
普通は5大栄養素と言われますが動物の場合は水も重要です
まず自分の育てているわんちゃんは一日どのくらいの
量(カロリー)が必要なのか把握してください。

ペットの理想体重での一日の必要量  簡易計算式
我家の例  2頭でこんなにカロリーが違います。

健康な犬 1.8×(30×体重+70) =jackの場合 1.8×(30×10.5+70)=693カロリー
高齢犬  1.4×(30×体重+70)=ゆみ(10歳)の場合 1.4×(30×9、0+70)=476カロリー
と200カロリーも必要量が違ってきます。
最も重要な栄養素で血液は体重の約8%を占め
体液(血液、リンパ液、細胞間液を含む)は約60%を占めます。
水分の欠乏は大きな影響を及ぼします。なにはなくともまず綺麗な水を
用意してあげましょう。さらにクラスターの小さい浄水がよいです。
15%の喪失で死を意味します。綺麗な水を沢山飲ませることで
アレルギーも緩和されます。
一般的に人間も動物も体重の3分の2は水分です。
水分が欠乏すると身体全体の機能が低下します。
下痢、嘔吐のときは特に注意が必要です。
体液に近いものではポカリスエットなどが体内吸収も早いので早いので常備しておくと重宝します。
水分が欠乏すると血液もとどこおって体内に廻らなくなってしまいます。血液が循環しなくなると以下のようなものが
うまく働かなくなります。
体温調節、水分調節、ホルモン輸送、ガス代謝、血液凝固
生体防御 栄養の運搬 老廃物の運搬など


常に新鮮な美味しい水は犬にとって欠かせない栄養源なのです
たんぱく質 魚、肉 卵 チーズ 大豆 など
同時に脂肪も含みます

チーズなどは塩分も多く含まれるので注意しましょう。
注意すべき蛋白源
卵白
卵白に含まれる抗ビタミン物質アビジンが含まれているため
生の卵白はよくないとされています。
しかし卵黄のビオチンと結合するので全卵は高たんぱく質源となります。
野菜 穀類
仔犬のころまだ消化器官が不十分な状態で
色々なたんぱく質をあげると消化できずに
アレルギー反応となって現れる場合が多いので
離乳の段階では消化の良い決まった物をあげるほうが良いと思います。
たんぱく質はアミノ酸の結合で出来ています。
2つのグループに別れ
必須アミノ酸(身体で合成できないため食事から取るもの)

犬に必要なのは12種類
アルギニン メチオニン ヒスチジン フェニールアラニン スレオニン
イソロイシン ロイシン トリプトファン リジン バリン シスチン 

非必須アミノ酸(体内で合成できる物)
アミノ酸の供給によって必要なたんぱく質が作り出されるので
必須アミノ酸など一つかけても必要なたんぱく質が作り出せなくなり
高品質なたんぱく質は必須アミノ酸をどれだけ含有しているかによって決まります。
ます。アミノ酸の供給は重要ですもともと犬はオオカミが祖先なので
猫ほどの真正肉食動物ではありませんが消化の構造上植物性たんぱく質よりも動物性たんぱく質のほうが消化率が高く
非常に良い蛋白源です。

完全なたんぱく質はよりよく消化できる物でないとアレルギーのもとになってしまいます。


野菜 穀類
一般にいくつかの必須アミノ酸は欠如しておりタンパク質保持、利用率は低くなります。

穀類はでんぷんを含み調理が十分でないとたんぱく質利用が低下します。
炭水化物 主に糖質を含む食品
穀物 芋 糖質の多い野菜
豆(大豆除く)オートミール クラッカー
かぼちゃ、れんこん、とうもろこし
肉食動物から進化した猫、や犬は捕獲した動物の腸内から半消化された炭水化物を摂取してきました。
炭水化物要求は低いですが大切なエネルギー源でもあります
炭水化物と繊維質は腸管に重要な働きをします。
炭水化物の構成は単糖もしくは糖類です。
繊維質は適切な量 適切な素材を使用しないと多くの問題を生じます。
(発酵性の高い繊維質はガスの産生と鼓腸が生じます。
また大腸からの水分吸収を阻害し糞便量を増加させ
下痢が生じます)
なにごともやり過ぎや調理不十分には気をつけましょう。

脂肪 脂肪には油と脂質が含まれます。もっとも大きなエネルギー源です。
油を使用する時はリノール酸などが多く含まれているひまわり油などがよいとされています。
牛脂 バター マーガリン 豚脂

飽和脂肪酸
ビーフの赤みなどに含まれます
不飽和脂肪酸
脂肪酸の結合状態で名称は色々変わりますが
オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸は炎症と大変密接なかかわりがあります。細胞が損傷すると脂肪酸は組織周辺に放出されその最終産物
が発疹、かゆみなどの炎症になります。
オメガ6脂肪酸の最終産物は炎症性が高く
オメガ3脂肪酸は最終産物の炎症性は低い
このバランス配分で皮膚アレルギー、関節炎、腸疾患、腎疾患
などの炎症を減らすことが出来ます。

オメガ3脂肪酸とオメガ6脂肪酸の最適バランス

オメガ5 〜9 : オメガ3 1
このバランスを保つことが出来れば炎症性疾患は減らすことが出来ます
ミネラル Na K CL Ca P Mg
など体液に含まれている無機質の化合物
他にも鉄 銅 マンガン 亜鉛など
亜鉛は不足すると味覚障害がおきます。

このバランスが崩れると身体の変調が起きます。
微量栄養素として知られるミネラルですが
体内で産生されることはないので
食事から摂取するものです。
しかしなかなかバランスよく含まれている食品は少ないかもしれません。
体内の体液物質の無機質類
ナトリウム カリウム クロールなどのバランスで体液は均衡を保たれています。
他にはリン、マグネシウム カルシウムなど数多くありそれが微量であっても代謝や身体のバランスを保つのには必要不可欠です。
ビタミン

脂溶性ビタミン

バター 卵黄 にんじん(β-カロチン)
犬はbβ-カロチンをビタミンAに転換することが出来ます。粘膜 皮膚などに有効
 E
 酸化防止剤となります
取りすぎると溜まりますので注意
K 
血液凝固に関与します。

 ビタミンDは骨カルシュウムやリン代謝に必ず必要な物です
水溶性ビタミン
取りすぎても尿中に出てしまいます
C(アスコルビン酸)
犬はグルコースからビタミンCを作り出すことが出来ますので十分な食事を与えていれば
欠乏はありません細胞 皮膚などの修復に関与
 B1
炭水化物の代謝に必要です
B2(リボフラビン)
細胞の修復成長に必要
B6(ピリドキシン)
さまざまな代謝に必要です
B12
赤血球の発生に関与しています
ビタミン類は酵素反応において触媒の働きをしますので自ら働くと言うことはありませんがそのものをより効果的に働かせることが出来る
縁の下の力持ちです。

それぞれ重要な役割がありますがバランスよく取ることで健康は維持されます
取りすぎには注意してくださいね。特にビーグルは食いしん坊
その一口がデブの元を肝に銘じて食べさせてくださいね!
次は身体の働きですよん